実施期間:2005年5月1日〜5月25日
回答者数:3,574名
耐震偽装事件の影響か、重視する項目として「耐震性などの防災」がトップにあがっている。
やはり耐震性は、命に関わる問題だからだろう。
友人の嫁ぎ先の家は、築年数は50年は超え、平屋で、台所は土間、部屋は独立していない…。
相当古い家だったけど、私は、何か落ち着く感じがして、嫌いじゃなかったど、
親と同居している嫁としては、相当不満だったに違いない。
その彼女が、3年前に豪邸を建てた。土地は元々あったのだけど、
旦那さんの仕事も順調なので、一念発起、まあ、普通じゃ考えられないような豪邸というか、デッカイ家を建てた。
友人を集めて披露してくれたけど、友人は一同に、「掃除、大変じゃない?」
・集計結果
ユニバーサル(universal)は英語で「普遍的な、すべての」という意味で、ユニバーサルデザインとは、製品、建物、環境を、あらゆる人が利用できるようにはじめから考えてデザインするという概念です。障害、年齢、性別、言語等、人が持つそれぞれの違いを超えて、すべての人が暮らしやすくなることを前提としたこの概念は、アメリカの建築家であり工業デザイナーであった故ロン・メイス氏によって提唱されました。
広辞苑第五版で「バリアフリー」を調べると、「身体障害者や高齢者が生活を営むうえで支障がないように、商品を作ったり建物を設計したりすること。また、そのように作られたもの。」となっています。
障害のある人が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除く(フリー)という意味で、1974年に国連障害者生活環境専門家会議が「バリアフリーデザイン」という報告書を出した頃から、この言葉が使用されるようになりました。もともとは建築用語として、建物内の段差の解消等、物理的障壁を取り除くという意味で使用されてきましたが、最近では、より広い意味で使用されるようになり、高齢者や障害のある人などにとって、社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味でも用いられています。
賃貸マンションと分譲マンションでは、対応が異なります。
賃貸マンションの場合は、マンションのオーナーに対応を要請します。ちゃんとしたオーナーであれば、何らかの対応をしてくれると思います。
一方、分譲マンションの場合は、すべて管理組合で決定、実行することになります。
昭和56年に建築基準法(*1)が改正され、「耐震」とういう概念が構造計算に入ってきたため、それ以前に確認申請を受けたものには、耐震の概念は含まれていません。
つまり、昭和56年以前の建築基準法に基づいて建てられた建造物の場合は、構造計算をやりなおし、結果によっては、耐震補強工事をする必要になります。しかしながら、現存するマンションの約40%が、これに該当し、何の対策も行われていないのが実情です。
耐震補強は構造計算書(管理組合が保存しているはず)に基づき、設計事務所が構造計算をやりなおし、設計をすすめますが、外壁に鋼材を打ち込み、補強していくという、実に大変な工事です。
昭和56年以降に建設されたマンションの場合も、管理組合の総意で確認してみようということになれば、構造計算書を入手して、設計事務所に再計算を依頼します。費用は、100万〜300万円くらいかかります。構造計算書に問題がなければ、次に、図面通りに施工されているかどうかを調査します。
調査の方法は、非破壊検査(X線など)やコア抜き検査(コンクリートピースを採取し検査)などが行われます。
万一、構造計算書に問題があれば耐震補強工事が必要になります。
もし、設計事務所や施行会社が、倒産等している場合は心配です。大手もしくは現在も活躍中の会社であれば問題があった場合の対応も速やか行ってくれるでしょう。
建築物の敷地、構造、設備、用途などに関して規定した法律。健全な環境を確保するための「集団規定」と建物の安全、衛生を確保するための「単体規定」から成ります。
2006.5.1
文責:
株式会社ユーデーコンサルタンツ
UD consultants, Inc.
代表取締役 西田 修
http://www.ud-c.co.jp/
鉄筋コンクリートの建物は、鉄筋と鉄筋の間に、コンクリートを流し込みます。この鉄筋と鉄筋の間隔を「配筋間隔」といい、最低基準が定められています。通常、鉄筋と鉄筋との間隔を「25mmかつ径の1.5倍」取ることになっています。
過密配筋は、この鉄筋と鉄筋の間隔が、基準よりも小さい状態で、結果として、コンクリートを充填する際に、コンクリートが十分に行き渡らない部分ができてしまいます。このコンクリートが十分に入らないスカスカの部分が、ジャンカ(豆板コンクリート)です。
鉄筋を密実なコンクリートで覆う事で、錆び、中性化を防いでいる訳ですが、ジャンカができると、コンクリートの役目が十分果たせなくなり、鉄筋の錆び、中性化が進むため、強度低下の原因になります。
ジャンカの補修方法は、その深さによって異なりますが、一般的には、その部分を剥つりとって、セメントペーストで補修します。深い場合は剥つり取った後、コンクリートを打設する必要があります。
では、なぜ、過密配筋になってしまうのでしょうか?
設計者は柱、梁等を建物の使い勝手を考え、できる限り小さな断面にしようとします。構造計算上必要な鉄筋量をこの小さな断面に入れようとするのが、過密配筋になる一般的な原因です。
現場でどのように配筋が行われ、コンクリートが打設されるかということを身を以て経験していない構造設計者が設計すると、このようなことが起こりがちです。また、階段の裏側や複雑な建物も過密配筋になりがちです。
このため最近では、流動性の高い自己充填可能コンクリートが開発され、超高層コンクリート建築物で使われるようになりました。
2006.6.20
文責:
株式会社ユーデーコンサルタンツ
UD consultants, Inc.
代表取締役 西田 修
http://www.ud-c.co.jp/
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