長期休暇を取ったことがある人は、まだ半分以下。長期休暇で取りたい日数も、10日以下が6割以上。まだまだ、欧米並どころか、足元にも及ばない。インターネットやメールの普及により、24時間、いつでも仕事ができる環境が整備されたことも、長時間労働が増えてる原因になっていると思われる。また、経営環境が厳しくなり、サービス残業など、毎日の労働時間は延びる傾向にある。休暇が取りにくいと感じている人は圧倒的に多く、社内の制度が整っていない職場では、周囲の目を気にする人が多い。また、制度があっても、取りにくいと感じている。とはいえ、元々、勤勉と言われる日本人。長期休暇が逆にストレスになるという人もいる。
私たちがよく使っている「バカンス:vacance」はフランス語。英語では、vacation:バケーションとなり、語感から、何となくニュアンスが違って聞こえてしまいますね。
広辞苑によると、バカンスは「保養所などで過ごす長期休暇」。
欧米では社会人の休暇の過ごし方のかたちで、仕事や日常の世界から解放されて、完全な休暇を楽しむ。
休日とは違い、長期にわたり仕事や普段の生活の場所から離れ、田舎やリゾートに出かけて、そこに滞在型の休暇を楽しむもの。
フランスでは、普通に働いていれば、年4〜5週間の長期休暇(有給休暇)が取れるのだそう。子供の夏休みにあたる6〜8月に、2〜4週間程度取るだそうだ。
近年、職業生涯の長期化と職業環境の急速な変化の中、職業生涯を通じて、健康で充実した生活を送るために、職業生涯の節目節目に心身の疲労の回復や、その後の人生をじっくり考えることを目的とした連続休暇のこと。以下の条件を満たす休暇。
(1)週休、夏季休暇、その他の毎年付与する休暇や有給教育訓練休暇以外の休暇であること。
(2)職業生涯の節目節目に勤労者の心身のリフレッシュを図ることを目的とした休暇であること。
(3)有給休暇であること。
厚労省の調査によると、平成13年度のリフレッシュ休暇制度の導入率は28.2%。
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