アンケート結果
医薬品の通信販売に関するアンケート結果
実施期間:2009年3月11日〜3月17日
回答者数:1,171名
性別
男性:520人(44.4%)
女性:651人(55.6%)
年代
20歳未満:14人(1.2%)
20〜24歳:61人(5.2%)
25〜29歳:109人(9.3%)
30〜34歳:189人(16.1%)
35〜39歳:200人(17.1%)
40〜44歳:168人(14.3%)
45〜49歳:163人(13.9%)
50〜59歳:171人(14.6%)
60歳以上:96人(8.2%)
※あなたは、インターネットで、薬を購入したことがありますか?
全体(SA)
ある:20.5%
ない:79.59%
インターネットで薬の購入経験がある人は、5人に一人(20.5%)。
地域別で見ると、
購入経験が最も高かったのは、北海道で4人に一人(24.6%)、
購入経験が最も低かったのは、中国で10人に一人(10.0%)。
年代別で見ると、
購入経験が最も高かったのは45〜49才で27%、
次いで60才以上で26.0%。
男女別で見ると、女性よりも、男性の方が、若干購入経験が高かった。
※あなたは、インターネットで、薬が購入できなくなったら、困りますか?
全体(SA)
困る:23.5%
困らない:76.5%
インターネットで薬が購入できなくなると困ると答えたのは、
全体では4人に一人(23.5%)。
インターネットで薬の購入経験の有無で見ると、
購入経験のある人では、7割弱(67.9%)が、困ると回答。
購入経験のない人では、9割以上(93.9%)が、困らないと回答。
インターネットでの薬の販売に関するご意見
購入経験のない人では、9割以上(93.9%)が、(自分自身は)困らないと回答しているが、僻地や病弱な人などへの利便性として、薬の通信販売の全面禁止には反対といった意見が多く見られた。
一部抜粋
- 関東・女性・20歳未満・学生・購入経験/ある・販売規制/困らない
薬は、使い方によっては毒にもなります。直接処方され薬剤師から手渡しでもらわないと不安を感じます。サプリメントなどならいいと思いますが、実際に私の祖母が「祖父のために」と通信販売で薬を買って飲ませていたが、薬が合わなく具合を悪くしてしまったことがありました。通常飲んでいる薬と通信販売で購入した薬の飲みあわせが原因だったようです。このように、通信販売で買ったことでの体調の悪化などの事故がなければ、良いと思います。
- 九州・沖縄・女性・20〜24歳・専業主婦・購入経験/ない・販売規制/困らない
今のとこは薬を買わないので困らないけど、いつか必要になるときが来るかもしれないし、ニュースでは困る人もたくさんいるみたいなのでちゃんとした普通の薬は購入できるようにしておいた方がいいと思いました。
- 近畿・男性・30〜34歳・会社員・購入経験/ない・販売規制/困らない
離島や近所に薬局のない方、薬局に薬を購入しに行くのが困難方、日中薬を購入できない方、そういた方たちにとってインターネットで薬が購入できることはとても重要なことだと思います。また自分がいつその状態になるかわかりません。一律に規制をする今の日本の動きは間違っていると思います。昔は確かに、薬局も少なく簡単に購入出来なかったかもしれませんが、時代が違っています。
- 東北・男性・30〜34歳・会社員・購入経験/ない・販売規制/困る
薬事通信販売に関して1番問われてる課題がお年寄りや体の不自由な方が自分で買いに行けないから通信販売を利用したいという点ですね。店舗に赴けば買えてネットで買って自宅へ届けて貰うのはダメ…課題の克服に新たなビジネスが生まれるヒントが見え隠れしてますね。
- 関東・女性・45〜49歳・専業主婦・購入経験/ない・販売規制/困る
車いすの普段は家族が買い物をしてきてくれますが、ネット自分で見て購入するという、本来の買い物の仕方ができます。季節もの、風邪薬に鼻炎薬、日常的に使用している数種類の目薬など、やはりネット上で購入できると助かります。売る方が悪い、売っている方が悪いのではなく、購入する側にもを守るという責任はあるわけで、後遺症など難しい薬?処方せんを必要とする薬など1部はストップさせても、ドラッグストアで陳列棚に並んでいるものが通信販売可能にしておくべき。さらに先ほど問題ありとした薬についても、要望に応じて通信販売という道を残しておくべきなのかもしれません。ひとくくりにダメ!はいただけない。
- 東海・女性・50〜59歳・専業主婦・購入経験/ある・販売規制/困る
薬がほしいと言うときは体が弱っているときです。ドラッグストアーが自宅から遠かったり、しかも自家用車がなかったり買いに行くのが困難なときです。そんな時に自宅でほしい薬をゆっくりと選べて配達してくれるインターネットはとても助かります。インターネットで薬を買えなくても良いと思っている人は健康な人達だと思います。体が弱い人の気持ちを分からない人達だと思います。
- 九州・沖縄・男性・60歳以上・無職・購入経験/ない・販売規制/困らない
インターネットの通販で買うほうが、薬がかなり安く買えると聞いていたので、何故そんなに店頭と価格差が生じるのか、不思議なくらいでした。店頭が高すぎるのでしょう。通信販売を規制するなら、店頭価格が高すぎることも問題にすべきだと感じました。
香山奈津のマインドウォッチング
自分自身のことだけでなく、日本全体で考えた場合、また自分の将来を考えた場合は、「薬の通信販売が全面的に禁止されるのは、いかがなものかしら?」という人が多いみたい。
ところで、今回の医薬品の通信販売規制、厚生労働省は「安全確保のための対面販売の原則」が理由としているそうだけど、「薬は、薬剤師が対面で説明し、販売すること」という点に重きが置かれているんだとしたら、iChatAVやSkypeなどのビデオチャットを使った対面販売じゃダメなのかしら?
インターネットという顔が見えない経済社会、さらに安全に、安心して、経済活動が行えるようにする方法を見つけるところにビジネスチャンスあり?
(無断転載不可)
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医薬品の通信販売規制
改正薬事法(平成18年改正)に基づく、一般医薬品の第一類医薬品及び第二類医薬品の通信販売を、2009年6月から禁止する薬事法の省令が交付された。
一般用医薬品の区分
2006(平成18)年6月に成立し、2009(平成21)年6月に全面施行予定の「改正薬事法(平成18年改正)」により、市販薬(一般用医薬品)を、副作用リスクに応じて1〜3類に分類している( 薬事法第36条の3)。
第一類と第二類で、医薬品全体の7割弱にあたる。
第一類医薬品
副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうちその使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するもの及びその製造販売の承認の申請に際して第14条第8項第1号に該当するとされた医薬品であつて当該申請に係る承認を受けてから厚生労働省令で定める期間を経過しないもの
風邪薬や目薬なども含まれる。
第二類医薬品
その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品(第一類医薬品を除く。)であつて厚生労働大臣が指定するもの
葛根湯や小柴胡湯なども含まれる。
第三類医薬品
日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある医薬品で、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品
参考
厚生労働省 一般用医薬品販売制度ホームページ
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